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おねがいマイメディア

Webと世の中のおもしろ話からちょっといい話まで

コミットが先かライザップが先か~横文字を使う理由

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IT/マーケティング関係のWebメディアの編集職に就いてはや2カ月。とにかく横文字の多い業界です。

去年からライザップのコピーとして使われている「結果にコミットする」という言い方も、ビジネスの現場で実際に使われることが多くて驚きます。

 「結果にコミット」は同時通訳でも使われる

たとえば、アメリカから本社のお偉いさんが来て講演をするようなときでも、同時通訳で「我々は皆さんのビジネスの成果にコミットしていきます」という使われ方をすることがあります。通訳の人も「コミット」はなぜか日本語にせず、「コミットする」とそのまま使っているんですね。

「結果にコミットする」の「コミット」は、コミットメント(Commitment)するということで、おそらく「約束」という意味合いでしょう。「結果にコミットする」なら、「結果を出すことを約束する」という感じですね。

元々、英語圏で「コミットする」という言い方がビジネスの現場でよく使われていて、そこから着想を得てライザップのコピーが生まれたのか。それともライザップのコピーがあまりに浸透していて、日本ではその言い方でOKということになったのか……。2カ月前に転職したばかりの僕にはわかりません。

IT業界で横文字が多い理由

IT分野では、専門用語に限らず意識高い系のように横文字の言葉が多様されます。というか、IT系の社会人と話す機会の多い意識高い系の就活生とかが口調を真似しているのかもしれません。

「利用者の体験」は「ユーザーエクスペリエンス」ですし、「伝統的な媒体」ではなく「レガシーなメディア」とかですね。

横文字が多くなってしまうのは別に格好つけているわけではなく(もしかしたらそういう人もいるかもだけど)、海外から入ってくる概念やサービスが多いからですね。それをいちいち日本語化していられないし、日本語にしても正確に表現しづらいのでしょう。

「ユーザーエクスペリエンス」も、単純に「利用者の体験」と言っちゃうと本来のニュアンスとは微妙に異なります。だから、ユーザーエクスペリエンスと言った方が誤解がなくて良いわけです。「コミットする」にしても、「約束する」以上の意味合いがこめられているのかもしれません。少なくても、英語のできない僕のような日本人は、その「幅」を自然と感じてしまいます。「なんか良さげ」という感じ。だからこそ、「結果にコミットする」は秀逸なコピーとなり、これだけ流行ったのでしょう。もちろん、印象的なCMの影響も大きいわけですが。

とはいえ、不要な横文字がふわっと使われることもままあるわけで、仕事で編集する際にはそういう言葉は極力置き換えていくように努めています。
僕は伝わる表現にコミットしていきます(←と、使ってみる)。

 

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