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味わい深いアマゾンレビューの世界【パンチバッグ】

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アマゾンの商品レビューを表現媒体として活用し、独自の世界観を描かれていらっしゃる方がおります。

そんな作品の中から今回はパンチバッグのものをご紹介。

エアースタンディングバッグの商品レビューより

こちらの商品にある味わい深いレビューです。

 まずは、香川倫太郎さんの作品。

私は恋愛アニメを見た後、壁をよく殴るのですが家の壁がそろそろ足りなくなり、補修が終了するまでの間使おうと思い、今回思い切ってこのサンドバッグを購入しました‼︎
ちょうど良い感触で画面の中にいるニクい野郎どもを蹴散らすのにちょうど良い品物でとても満足しています‼︎

いかにもツッコミ待ちのノーガード戦法。
倫太郎師匠の他のレビューがブラックジャックによろしく」の「4巻のみ」というところにも痺れます。
しかし、狙いすぎ感があります。
やはり素の天然物には叶いません。

なぐられ蹴られ乗られても。

では、同じ商品の天然物のレビューもご紹介しましょう。

くろりんご先生の作品です。

幼稚園児の長男の誕生日プレゼントに購入しました。流行のおもちゃは飽きてしまうので、体を使うものを考えてます。前回は室内鉄棒でした。
6歳と3歳の男の子2人大喜び。毎日戦ってます。主人は通りすがりになぐってます。何か溜まってるのかも。私は無理して蹴るので股関節が痛いわ。
みんなにムチャクチャされても、へこたれず立ち上がってくれますよ。
組み立ては2人でするほうが楽ですよ。
遊びに来た40歳の友達も気に入って後日購入しましたよ。

エクセレント!
何気なく挟み込まれる「主人は通りすがりになぐってます」のリアルさ。
「私」が「無理して蹴る」のはパンチバッグなのでしょうか、ご主人なのでしょうか…? 後者だとしたらご主人に溜まっているストレスの元凶はすぐにわかる気がします。
締めの一文「遊びに来た40歳の友達も気に入って後日購入しましたよ」の「そうだったんだから、そう書いたまで」感もたまりません。
ペンネームの「くろりんご」も何かを暗示しているようで素敵ですし、レビュータイトルの「なぐられ蹴られ乗られても。」に至っては金子みすゞ の詩の一節のようです。

これからもレビューだけ楽しんで商品は買わないという、落語でいうところの「鰻の匂い」のような優雅と書いてケチと読む時間の使い方を楽しんでいく所存です。

 

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